私の姉の体験談です。
「神は乗り越えられる試練しか与えない 」って言う座右の銘聞いた事ある?だから乗り越えられるし、必要な試練なんじゃない?
当時付き合っていた婚約者が経営する会社が破綻し、相手が多額の借金を負いました。
私は自分の貯金全てを借金返済に充てる様、婚約者に頼みましたが、頑なにお断りでした。借金があっても一緒に頑張りたいと思ったので、別れるのだけは避けたいと言いましたが、即却下されて落ち込みました。
それなら友達として支えさせてもらえないかとも言いましたが、もちろん却下です。
30歳近くで5年付き合った結婚目前の彼氏を失うのが本当に悲しくてどうしようもなかったです。
5年付き合うとお互いのペースも何もかも分かって居心地が良いので、これ以上の人と出会う事はないという先の絶望感もありました。
何をしても泣けるし、5年の思い出があまりに濃く輝いていたので、思い出がよみがえるばかりの悲しい日々です。
モテるタイプでもない私が30才から新しい人と付き合うというのが想像出来ないし、日常生活で出会いがないので、どうやって新しく彼氏を探すのかも分からず、途方に暮れました。
婚約者と別れた後に、たまたま一番気楽だった男友達から「最近どう?」と連絡が来て、悲しさのあまり、全てを正直に話しました。
話はしっかり聞いてくれたので、スッキリしたのは事実です。
とにかく人と関わって気をまぎらわせないと自分が壊れそうでした。
その時に「神は乗り越えられる試練しか与えない」という座右の銘を教えてくれました。
有名な座右の銘らしいのですが、私にとっては初耳です。
最初は「そんな言葉、キレイ事」と突っぱねていました。しかしかなり心が弱っているせいか、しばらく経つとその言葉が気になり始め、ネットで意味や例を調べ、段々心に留める様になったのです。
徐々にポジティブになり、私より辛く悲しい思いをしている人は絶対にいるとも思いました。
比べてはいけないですが、そう思う事で自分がまともに保てる気もしました。
その男友達は未練がましい私の話を2年ほど聞いてくれて、その後お付き合いに発展し、私の夫となりました。
悲しむ時は悲しんだ方が良いです。泣きたいだけ泣いて悲しみましょう。
避けられない悲しみは絶対にあるのです。他の事や周りの言葉が頭に入らない時期もあるかと思います。
しかしそんな時期があってこそ、苦しみを乗り越えられるのです。
悲しみを封印して頑張ると、いつか必ず溢れ返ります。
我慢は禁物です。
誰かに話を聞いてもらって吐き出すのが良いですが、友人知人には言いづらいし、相手の迷惑を考えるとなかなか出来ません。
そんな時はメールの下書き等、書面に書き出してみましょう。
意外に冷静になれます。自分の情けなさに気付いたり、こうすればいいんじゃない?と自分で気付ける事もあって有益です。
それでもどうしても人からのリアクションが欲しい時は、ブログを作って吐き出す事も出来ます。
スッキリしたら削除してもいいし、思い出に残しておいても良いです。
後から読むと、自分の成長がよく分かります。